1. 二人だけの世界に憧れてた
愛するってことがすぐに分かると思って
時が経って やっと見つめられる
わがままだった 小さな僕の影
引き出しから出てきた
一片の思い出に 答えの言葉を
別れを決めてから 少し変わったみたい
気づかないうちに
（まだ消えない思い募って）
吹き抜ける風に乗せて
“あのとき ありがとう”
（忘れてきた“さよなら”が 心の中にじんで）
2. 見ていただけの 温かな世界
愛することは 幸せなことなの？
時が過ぎて 見つけ出したこと
臆病なままじゃ 言葉も交わせない
写真の中 笑ってる
無邪気な顔の君へ 秘めてた言葉を
素直な気持ちで もっと話したかった
今ならできるのに
（戻らない もう決めたはず）
ふりしきる静かな雨に
“あのとき ごめんね”
（心の中覗いたら 隠れてた“ありがとう”）
螺旋のように 心が紡がれていく
もしもいつかまた どこかで会えたなら
笑い合いながら
（思いはそっとしまったままで）
目の前で視線合わせて
“あのとき ありがとう”
（前を向いたその先に あのときの記憶たち）
（心の中覗いたら 隠れていた“ありがとう”）